歯形計算ソフトは、2つの噛み合う平歯車の諸元と歯形を計算するソフトです。
特徴
1、 圧力角20°の2つのインボリュート平歯車の諸元を計算します。
2、 転位係数を設定できます。
3、 2つの歯が噛み合った状態を画面に表示します。
4、 表示は全体と2つの拡大モードがあります。
5、 2つの歯車が噛み合って回転する状態を動画で見ることができます。
6、 回転速度を変更することが出来ます。
7、 動画をコマ送りで見ることができます。
8、 計算結果は、10個まで履歴として記録することができます。
9、 履歴は、ファイルに保存することができます。
10、ファイルより履歴を読み取ることができます。
11、履歴を選択すると、入力項目に呼び出すことが出来ます。
12、10個の履歴は、エクセルに貼り付けることができます。
13、画面をプリント出力することができます。
14、ギアの形状をdxfファイルとして出力することが出来る。
15、軸間距離を変更した場合のギアバックラッシを図で確認することが出来る。
16、ルイスの式によるギア強度計算をすることが出来る。
・・・転位係数を考慮した計算ではないですがギア強度の目安には十分役立ちます。
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0.
towgya.exeを起動すると、下図の画面が表れます。
1.
モジュールを入力します。
2.
歯数を入力する。
3.
転位係数を入力する。
転位係数は妥当な数値を入力してください。大きい値を入れると異常な歯形になります。
4.
計算ボタンを押してください。「画像作成中」のメッセージが出ますので、okを押して下さい。
諸元の計算結果と歯形が表示されます。
5.
表示設定のラジオボタンを選択すると、歯形表示の大きさを変更できます。
その場合も、「画像作成中」のメッセージが出ますので、okを押して下さい。
6.
動画ボタンを押すと歯車が回転します。
回転速度は下のスライドバーで変更できます。見易い速度にして下さい。
7.
動画ステップ実行ボタンを押すと、動画が停止して、ボタンを押すたびにワンステップ歯車が回転します。
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8.
メニューバーのdxfをプルダウンすると、ギア1、ギア2の選択が出来るので、出力したいギアを選ぶ
dxfファイル保存のダイヤログウィンドウが表示されるので、ファイル名を指定して保存する。
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メニューバー⇒ファイルをクリックすると次の様なリストがプルダウンされます。
読み取り、書き込みを選択すると、計算履歴をファイルに読み書きすることができます。
画面印刷を選択すると、画面をプリンターに出力することができます。
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メニューバー⇒編集をクリックすると次の様なリストがプルダウンされます。
履歴コピーをクリックすると、計算履歴のテーブルをクリップボードにコピーできます。
下図のように、エクセルなどの表計算にペーストしてデーターを活用することができます。
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メニューバー⇒dxf⇒ギア1orギア2をクリックすると次の画面が表示されます。
出力するギアを選択すると、ファイル保存のダイアログウィンドウが表示されるので、ファイル名を指定して保存する。
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メニューバー⇒ヘルプ⇒バージョンをクリックすると次の画面が表示されます。
パスワードを半角小文字で入力して、OKボタンを押してください。
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バックラッシ検討画面のタグをクリックすると次の画面が表示されます。
@に示す軸間距離調整ボタンをクリックすると+なら、0.01mm、−なら−0.01mmづつ増減できます。
Aに示す0ボタンを押すと、軸間距離調整なしに戻せます
Cに示す接触計算ボタンを押すと、歯面が接触するまで、ギア2を回転させます。回転量はEにラジアン単位で表示されます。
歯面の距離は、Dに表示されます。
手動で接触させる場合は、Eに示す上下にある△か▽ボタンを押してください。接触した場合はDの歯面隙間表示が赤くなります。
画面の移動はFに示すボタンを押します。
拡大縮小はGに示すボタンを押します。黄色いボタンは初期値に戻すボタンです。
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ギア1の強度計算画面のタグをクリックすると次の画面が表示されます。
・歯幅→回転数→歯元丸み→衝撃→材料を入力、選択する。
・計算ボタンを押す
・実用歯形係数を求め歯元の曲げ強度による許容伝達トルクが計算される。
注)本計算は、ルイスの式による歯の強度計算より許容伝達トルクを計算しています。
転位係数の影響は考慮していません。厳密解が必要な場合は、日本歯車工業規格JGMA401で計算してください。
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